久しぶりに訪れた中国で感じた鎖国化。中国の未来はどうなる!?

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今年に入ってから中国には2回訪問しました。1回目は北京→太原→鄭州→洛陽。2回目は香港→深センです。今回の2度の訪問で感じたことは中国はもはや日本よりIT先進国であるという事。スマホを持っていればあらゆる場所で決済ができたり、サービスを受けられる様になっています。

 

代表的なものは中国版LINEとも呼ばれるWECHAT(微信)このアプリがあればお店で決済ができたりUberの様にタクシーを呼んだり、様々なお店で割引を受ける事ができます。このアプリは外国人でも利用できますが、決済機能がなかったりしてあまり使い物になりません。決済機能を使いたければ中国国内の銀行口座や電話番号が必要となります。私の日本に住んでいる中国人と洛陽のマッサージ店に行った歳、中国の電話番号で会員登録すれば400元が200元になると言われ、友人は日本の電話番号しか持っておらず、結局そのマッサージ店に行くのは馬鹿らしいのでやめました。少し前なら結構融通がきいたりしたのに、そういう部分もなぜか先進国化してます。

 

中国では国際カード(VISA,Master)なんて使い物になりません。有名大手や大手百貨店などでは使えますが、ほぼ銀嶺カードの1人勝ちです。新幹線の切符を買う際も中国人のIDがあれば馬鹿みたいに並んでいる窓口に並ぶ必要がなく自動券売機で買う事ができます。外国人は当然中国のIDなんて持っていないので、馬鹿みたいに並ぶ必要があります。その時まじ中国は外国人に厳しいなって思いました。

 

またネット規制もひどく、外国人がよく利用しているFacebook,Twitter,Youtube,LineなどのSNSが全て使えません。いつも中国に行く際は仕方なしに香港のSimカードを買っていきます。香港も中国のはずなのに、なぜか香港のSimはネット規制がありません。

 

とにかく中国は人口が多く、内需のみで完全に成り立ちます。外国のルールなんて関係ありません。独自のルールを作り我が道を行くのが中国という国です。それを理解して行かないと相当ストレスが溜まります。とにかく中国は海外からいいアイディアや技術、サービスなどを取り入れ、独自に開発し国内で市場を独占しようとします。日本や欧米など昔から築き上げられた技術力などはなかなか盗むのが大変ですが、新しい分野であるITやIOTでは全力で投資し、恐ろしいスピードで開発しているので他の国は太刀打ちできなくなっている様に感じます。

 

ネガティブな事ばかり書きましたが、油断してはいけないのが正直中国の製造レベルは昔に比べかなり高品質になってきました。ものを作る力はかなりあります。逆に日本などは新い分野に対し慎重でリスクをとりたがりません。中国はバンバンリスクをとって投資しまくります。新い分野ではもう中国には勝てないのではないかと思います。

 

中国経済は最近あまりよくないと言われていますが、確実にいろんな分野で実力をつけてきた中国を甘くいない方がいいのではないでしょうか。と思いました。