東京と大阪を比べて思うこと。

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私は兵庫県の西部の田舎出身です。小学生までそこで過ごしました。当時は姫路が都会に思え、神戸なんてもっと都会で、大阪なんて別世界のような気がしていました。当時私はサッカーをしており試合などで神戸や大阪のチームと対戦することもあり、大阪のチームというだけでなんだか負けたような気持ちになっていました。田舎育ちの私は都会への憧れがあったのだと思います。田舎出身の人は1度は都会へ憧れ、進学や就職を機にこぞって都会にいくのだと思います。これはある意味1つのコンプレックスなのではないかと思います。私は九州、長野、山陰など様々な場所に住んだことがありますがどこにいてもそう感じました。

そして今は東京に来てもう6年になりました。東京に住むなら一番有名な新宿に住んでやろうと思い高い賃料を払い4年ほど住んでいましたが、だんだんアホらしくなり今は調布に引っ越しました。しかし今感じるのは、自己紹介などでどこに住んでいるかと聞かれた時、新宿と答えるのと調布と答えるのでは周りの反応が大きく違う事に気づきました。これは私が小学生の時に感じた都会へのコンプレックスが多くの人にもあり、都会に住んでいるだけで立場が優位になったりするのです。日本人は中国人ほど面子を気にしないにしろ、したたかに面子を持っているのだと思います。

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現在の私の実家は大阪にあり、先日急な仕事で3日ほど大阪に出張に行った折、東京と大阪は全然違うなということに気づきました。私も関西人のせいか、とても心地よく感じるのです。その理由としていい人が多い、東京に比べてパーソナルスペースが狭く人と人との距離が近いのではないかと思います、東京だと他人対して冷たく無言のプレッシャーをかけられたりと結構陰湿な感じを受けることが多くあります。またそれらを私は知らない内に自分も慣れてしまっている部分があります。

東京は自分達の利益を追求し完全なる資本主義の中、多くのプレッシャーやストレスと戦う場所です。ある意味弱肉強食であり、気を抜いているとすぐに出し抜かれてしまいます。また日本各地から多くの希望を持って集まってきた人たちの塊で同じ日本とはいえある意味他民族都市とも言えるのかもしれません。その点大阪は四国や中国地方などの出身者は多いですが、基本的には関西圏出身者が中心です。なのでお互いが信用しやすく人と人との関係がより簡単に成り立つのかもしれません。

東京の生活になれると大阪の不動産価格にも安くて驚かされます。そろそろ私も大阪に住むことを本気で考えるようになりました。やっぱり私は関西の方が肌にあってるのかもしれません。