中国、韓国の反日感情について考えてみる。

反日感情について考えたきっかけ

私が初めて反日感情を意識したのは高校を卒業してすぐに語学留学で1年滞在したカナダのトロントです。2002年頃当時にはすでに在カナダ韓国人は5万人以上、中国人は20万人以上と言われており、トロント市内にはコリアンタウンやチャイナタウンが存在しており、私が通っていた語学学校にも多くの韓国人留学生がいました。

 

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日本人と韓国人は文化的価値観が似ており、よく言われる空気感が近いため、必然的に仲がよくなりやすいと感じました。多くの韓国人と接する仲で、特に仲良くなると、より踏み込んだ日韓関係の話によくなりました。決まって言われるのが始めは日本が大嫌いだったけど、あなたに出会って日本人全員が悪い人ばかりではないと言われました。始めはあまり意識しなかったのですが、私が出会った多くの韓国人はどこかしら反日感情を持っているのだなと若いなりに思いました。

なぜ彼らが反日になったのか

多くの韓国人は歴史的に日本が韓国を侵略し悪いイメージしか持っていませんでした。学校や世間でそのように教え込まれるのでしょう。また日本は韓国より先に経済発展しました。韓国人は日本より面子を重んじ、プライドを傷つけられないために日本を悪ものにし自分たちの面子、プライドを守ってきたのではないかなと思います。日本に統治された歴史もあり日本人に負けたくないという気持ち強いように感じます。口では強がっていますが少なからず日本人に対して劣等感のようなものもある気がします。

中国の反日感情過去と今

私はカナダから帰国して1年の浪人を経て日本の大学に進学しました。その大学は多くの留学生を受け入れていたので、大学時代は中国に関心はあったため中国人と仲よくなることが多く、何度か中国にも訪問しました。当時中国は経済発展真っ最中で訪問する度に街が変わっていました。そのうちに中国の魅力にとりつかれてここでビジネスをしたいなと思うようになりました。

 

私が始めに就職したのは大手証券会社、不幸にも就職した年は2008年でリーマンショックをもろに受けました。会社内はギスギスし結局1年たらずで退職しそのまま仲のよかった中国人と大量の荷物を抱え、フェリーに乗り中国でビジネスをすることにしました。日本人が全く住んでなかったような地域だったため、当然相手は全て中国人、中国語もろくに話せなっかたので本当にきつかったですが、私の出会った中国人はみんないい人ばかりでした。

 

しかし事態が変わったのが2011年ごろ、日系企業が多い大都市部を中心に大きな反日デモが起こり、その頃から大きく中国は反日に向かったように感じます。その1つの要因がスマートフォンの普及ではないかと思います。中国人はどんなに貧しくてもスマートフォンを持ちたがります。それにより多くの情報を手に入れられるようになりSNSなどで意見交換が容易になり都市部で起こっていた反日感情が中国全土に一気に広がったのではないかと思います。実際私が住んでいた場所ではスレていない純粋な人が多かったですが、昨年訪れた時にはスレてる人が多くなったなと感じました。

なぜ韓国人・中国人は反日になるのか

私が考える大きな要因は文化的価値観が近いからだと思います。全てはわかりませんがお互いの事が少しわかるからこそ、相手に対するイメージがわきやすく、その中で面子やプライドにより悪いイメージにもする事ができます。また日本が早くから経済発展してきたので嫉妬心も強い気がします。大阪は東京を意識するが東京は大阪を意識しません。そんな事が国家間で起こっているように感じます。その反面大きく文化が違い価値観のよくわからない欧米には日本人も韓国人も中国人も敵対心を持ちません。本来ならすごく仲がよくなる関係だからこそすごく仲が悪くなるのだと思います。お互いが尊重しあい徳を持ち正しいものに目をしっかり向ける事ができるようになればすごくいい関係になるのではないでしょうか。